やりたい遊びに挑戦 「プレーパーク」に80人 町教委

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  • 2025年6月3日
プレーパークで手形を押そうとする子どもたち

 厚真町教育委員会は2025年度、子どもから大人までが自由に遊ぶことができるイベント「あつまでプレーパーク」を町内8カ所で開催していく。初回は5月31日、上厚真神社と上厚真かえで公園で実施し、馬そりに乗ったり水鉄砲遊びができたりする場を用意。町内外から80人が参加し、子どもらの歓声が響いた。

 町教委などでは16年から年1回、親子に自然体験活動を提供する「森のひろば」を、町内の環境保全林などで開催してきた。

 「あつまでプレーパーク」は、町内のNPO法人、森のこころね(松山道子代表理事)が24年度、年齢を問わず誰もが自由に遊べる場として、火おこし体験やロープ遊びなどを用意し、独自に開いた。町教委では同法人の協力を得て、西埜馬搬(西埜将世代表)の力も借り、上厚真や新町、軽舞などで、来年2月までに8回開催。〝地域の遊び場〟として、遊びたい人がそれぞれやってみたいことに挑戦し、遊びを創造していけるようにする。

 初回は、同神社内で馬が引くそりに乗れるようにしたほか、的当てゲームや小物作り、木材の加工体験などを楽しめる場を設けた。参加者は受け付けを済ませると、関心のあることや好きなことに熱中。昼食時は子どもや大人がシートに座って会話を弾ませる光景も見られた。参加した厚真中央小学校5年、松山馳季君(10)は「サッカーや的当てをして遊んだ。他の小学校の子もいて楽しかった」と笑顔を見せた。

 松山代表理事(49)は「昨年より多くの人が来ていた。地域住民にプレーパークを知って(参加して)ほしい」、西埜代表(44)は「町民になじみのある場所で活動し、近所の人から昔の馬搬について教えてもらえるとうれしい」と話していた。

 次回は21日に町環境保全林で実施する。プレーパークの問い合わせは、森のこころねの山中卓也さん メールアドレスyamanaka.takuya.go@gmail.com

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