町内で除草ボランティア 弥生町の木村豊之さん(95)

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  • 2025年6月3日
町内の生活道路で除草作業に励む木村さん

 苫小牧市弥生町の木村豊之さん(95)が昨年の秋ごろから、生活道路の除草を同町内で続けている。健康づくりと地域美化を兼ねた奉仕活動で、住民から「自主的な活動に頭が下がる」と感謝の声が寄せられている。

 木村さんは80歳まで大型車で運送業に従事し、健康維持のため「歩くだけでは使わない筋肉を使える」と除草ボランティアを始めた。

 晴れた日の午前中に3~4時間、体に負担が掛からないよう自作の滑車付きいすに座り、30リットルのごみ袋が雑草でいっぱいになるまで草刈り機具を使い、黙々と作業している。松ぼっくりがあったり縁石に生えた草が多かったりする日は、40~50袋を集めるという。

 町内の男性(79)は「よく見掛けるので年齢を聞いて驚いた。この付近の道路はとてもきれいになり、感謝している」と話す。木村さんは「町がきれいになると気持ちが良い。体は元気なのでこれからも続けていきたい」と笑顔を見せた。

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