むかわ町穂別ふるさとの森づくり実行委員会(小坂利政委員長)は7日、町穂別の茂別地区の町有林で、「マザーズ・フォレスト町民植樹祭」を開いた。芥川賞作家の奥泉光さんや女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんらをゲストに迎え、町民を含む約80人がアカエゾマツの苗木250本を植えた。
奥泉さんや有森さんなど国内で活躍する人に「マザーズ・フォレスト賞」を贈って町有林内に設けた母の森(マザーズ・フォレスト)で植林する権利を付与し、毎年、町民と植樹を進める活動。森林保護と文化交流を目的に、旧穂別町時代の1993年に始めて31回目。
参加者は、町職員から植樹方法の指導を受けた後、約30分間、土を掘り起こし、丁寧に苗木を植えた。
参加した穂別高校3年の上杉七星さん(17)は「1年生から3年連続で植樹をした。むかわ町の町木をみんなで植え、穂別に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。