「第三者入れた検証を」 上告断念受け、社長ら訴え

  • AF, 内外2, 国内・海外
  • 2025年6月12日
記者会見を終え、笑顔を見せる大川原化工機の大川原正明社長(左)と元役員の島田順司さん=11日午後、東京都千代田区

 機械メーカー「大川原化工機」を巡る国家賠償訴訟で、東京都と国が上告を断念したことを受け、大川原正明社長(76)らが11日、都内で記者会見した。今後警視庁と最高検が行う検証について、「第三者を入れ、透明性と公正性を担保してほしい」と訴えた。

 訴訟では、捜査に当たった現職警察官が事件を「捏造(ねつぞう)」などと証言した。大川原社長は「起訴を取り下げた検事と、証言した3人の警察官に感謝したい。大きな力になった」と振り返った。警視庁と東京地検は謝罪の意向を示しており、「社員や家族にも分かるような謝罪を」と求めた。

 共に逮捕された元役員島田順司さん(72)は「上告断念と聞いて心の雲がやっと晴れた」と安堵(あんど)。勾留中に判明した胃がんで亡くなった元顧問相嶋静夫さん=当時(72)=とは生前、「終わったら一杯飲もう」と約束していた。この日墓を訪れ、「これで終わるよ」と献杯したという。

 相嶋さんの長男(51)は「なぜ被害者が頑張らないと検証に踏み出せないのか。憤りを感じる」と険しい表情。亡くなるまでの期間を思い返し、「父は何か過失があったのかもしれないと思いながら人生を終えてしまった。できることなら時計を戻してもらいたい」と言葉を詰まらせた。

 警視庁の検証については「現場の警察官の信頼を裏切らないようにしてほしい」と注文を付けた。その上で、勾留を認め続けた裁判所に対しても検証が必要だと指摘した。

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