【ブダペスト時事】国際柔道連盟(IJF)は11日、ブダペストで総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、新理事に2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダリストの井上康生氏(47)を選任した。任期は4年。
講道館館長の上村春樹氏(74)は理事に再任され、けがで療養している全日本柔道連盟名誉会長の山下泰裕氏(68)は退任する。2007年に就任したマリウス・ビゼール会長(66)は続投。
井上氏は現役引退後に日本男子監督などを歴任。恩師である山下氏と入れ替わる形でIJF理事となる。総会後は報道陣の取材に応じ、「身の引き締まる思い。山下先生からも『頑張れ』とお言葉をいただき、その思いに応えたい」と抱負を語った。