被爆80年 中国新聞など写真展 東京、広島 「惨禍今こそ世界に」

  • AF, 内外2, 国内・海外
  • 2025年6月14日
「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」の会場で語る中国新聞社の金崎由美ヒロシマ平和メディアセンター長=5月30日、東京都目黒区

 中国新聞社など報道機関5社が主催する「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」が、東京都目黒区の東京都写真美術館で開催されている。広島に原爆が投下された当日の写真などを展示。同社は「核兵器使用の危機が高まる今こそ、被爆の惨禍を世界に知ってほしい」と訴えている。

 企画展は、同社と朝日新聞社、毎日新聞社などが5月31日から開催。1945年8月6日から同年末までに、各社のカメラマンや市民らが撮影した原爆のきのこ雲や傷ついた市民、焼け跡の街の様子などの写真162点と映像2点を見ることができる。

 これらの展示物は、中国新聞社が各社に呼び掛けて国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に申請した資料が大半を占める。被爆80年の今年の登録を目指し、政府が推薦したが、4月に登録見送りが決まった。同社は今後も登録を目指すとしている。

 中国新聞社は従業員114人が犠牲になった被爆の当事者でもある。同社の金崎由美ヒロシマ平和メディアセンター長(54)は、「市民に何が起き、失われたのかを伝え続ける責務がある」と強調。「死者の無念や、放射線の影響など生き残った人の苦しみにも思いをはせてほしい」と話している。企画展は8月17日まで。

 一方、広島市の広島平和記念資料館でも、世界の記憶に申請した写真などの企画展(9月16日まで)が開かれている。

 同館の落葉裕信学芸員(48)は、日米両軍による処分命令など、散逸の危機を乗り越えた貴重な資料だとし、「今年は被爆80年の節目で、核のない世界に向け関心を高める一助になれば」と期待を寄せた。

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