NHK総合で16日午後11時から、十勝管内本別町を舞台にした「ロバート秋山Produce 緊急!町民オーディション」が放送される。タレントのロバート・秋山竜次さんが小さな町を全力プロデュースする人気番組で、道内自治体から選ばれたのは本別町が初めて。
収録は5月4日に町中央公民館で行われ、延べ80人から事前面談を通過した6組15人が、秋山さんの目の前で「豆の町」を楽しくPRした。
「見どころはたくさんあるのに、知名度が低く、人がやってこない」。そんな悩みを抱える小さな町を発信する新感覚のオーディション番組。福島市飯野町を皮切りに、全国各地の個性的な町を取り上げている。
本別では、町地域おこし協力隊の小林尚人さんらが秋山さんと番組スタッフを連れて町内を案内。オーディションでは6組15人が豪華な衣装や小道具を駆使し、本別の特産品をはじめとした魅力を伝えた。
岡崎慎さんと篠原康代さんのコンビはYOSAKOIソーランの格好で踊りながら、特産の「中生光黒」や「くり豆」などの掛け声で盛り上げた。町商工会青年部による「ほんべつ豆まかナイト」チームは、本番さながらの衣装で登場し目を引いた。
最年少参加となった本別中央小3年の男児(9)は「緊張したけど、秋山さんと一緒にオーディションできたのが楽しかった」と話した。秋山さんは、本別町の印象について「豆腐の味も濃かったけど、(町民の)キャラクターも濃かった」と語った。
「豆まかナイト」の豆浴びを体感する秋山さん(ⒸNHK)