12年ぶりに部制復活 白老町 サービス向上へ機構改革 定例会見

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  • 2025年6月16日
会見する大塩町長

 白老町は13日、6月の定例記者会見を開き、大塩英男町長が庁内の機構改革や観光振興など7項目の事業を発表した。町民サービス向上や行政効率化に向け、7月1日付で2013年以来12年ぶりに部制を復活させるほか、15課体制を再編し、6部3局制11課とする。

 機構改革で設ける6部は総務財政、町民生活、企画振興、都市整備、保健福祉、教育。3局は議会、病院、消防。大塩町長は「組織に新しい風を入れて業務を一層明確化し、職員の負担を軽減する」と述べた。

 観光振興では、8月16日に町若草町で「ポロトミンタラフェスティバル2025」を開催。同日夜には民族共生象徴空間(ウポポイ)内からアイヌ文様を描いたスカイランタン約100基を打ち上げる「白老スカイランタンフェスティバル」を初開催する。

 ウポポイの町民利用促進に向けて、6月1日時点で町に住民登録をする高校生以上の町民に年間パスポートの無料引換はがきを7月上旬に郵送する。すでにパスポートを所持する人は、有効期限を更新する形で再取得できる。

 町民と町長の対話の場「町長タウンミーティング」は7月8、9両日に町内3会場で開催。このほか、第51回胆振身体障害者スポーツ大会(7月5日、町中央公民館)の開催、姉妹都市カナダ・ブリティッシュコロンビア州ケネル市からの訪問団の来町(8月1~4日)を発表した。

 大塩町長は「住民福祉と観光の両輪で地域づくりを進めたい」とし、経営改革が始まった町立病院については「町民に寄り添った医療体制を第一に、先頭に立って意識改革を進めていく」と決意を示した。

 17日からの定例会6月会議には、部設置条例案や補正予算案など計17議案を提出する見通し。

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