新千歳―チェンマイ線初就航 タイ・エアアジア 観光需要の増加見込む

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  • 2025年6月16日
テープカットを行うクロンチャイヤCEO(左から3人目)、HAPの唐橋常務(同4人目)ら

 タイの格安航空会社(LCC)タイ・エアアジア(FD)は15日、新千歳―台湾・台北経由―チェンマイ線を新たに就航した。タイ第二の都市チェンマイと新千歳空港を結ぶ初めての便で、双方向の観光需要のさらなる増加を見込んでいる。

 エアアジア・グループはこれまで、新千歳発着便ではタイのバンコク、マレーシアのクアラルンプールとの路線があり、観光需要をさらに掘り起こそうと、新千歳、台北経由、タイの北部最大都市チェンマイを結ぶデイリー運航を始める。

 FDとしては国内6路線目で、新千歳への乗り入れは初めて。新千歳―台北間は毎日1往復で、エアバスA320型機(180席)を使用する。この日は台北からの初便が正午ごろに到着し、搭乗率は85%(搭乗客約150人)だった。

 FDのサンティスク・クロンチャイヤ最高経営責任者(CEO)は「初便に乗ってきたが非常に好調。先々の予約状況も順調」と強調し、「タイは雪がないため冬の北海道が人気だが、北海道は一年を通してさまざまな楽しみ方がある。冬以外の魅力を発信していく」と観光需要の増加に期待を寄せた。

 現時点で申請は夏ダイヤの10月25日までだが、冬ダイヤ以降も継続して通年運航する方針。道総合政策部航空港湾局の堤俊輔施設管理担当局長は「皆さまと連携を図り、双方向の需要創出に取り組む」と力を込め、北海道エアポート(HAP)の唐橋健次郎常務も「新しい人流を期待している」と述べた。

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