帯広畜産大学は17日、リニューアルした「畜大牛乳」の販売を開始した。同大の乳製品工場移転に伴い昨年12月末から製造を中止していたが、器材の移転や入れ替えを終えて約半年ぶりに販売を再開した。
畜大牛乳は1962年に製造を開始。同大で飼育する乳牛の生乳を構内の工場で商品化してきた。
建物の移転更新の一環。工場内の器材の一部殺菌ラインを入れ替え、従来の120度で2秒殺菌する「超高温殺菌」から、72度で15秒殺菌する「高温短時間殺菌」に変えた。同大によると、従来に比べ「高温短時間殺菌」の方が生乳の風味を残すことができるという。ただ、殺菌温度が従来より低くなるため、これまでは賞味期限(製造日を含む)を10日間としていたが、消費期限を5日間に変更した。パッケージの色味も濃くするなど、一部新しくした。
同大は「生乳の風味を味わえる牛乳。ご賞味いただきたい」としている。畜大牛乳は、順次ハピオやダイイチといった管内のスーパーなどで販売。同大生活協同組合では1000ミリリットル250円で販売している。
リニューアルした畜大牛乳(帯広畜産大学提供)