道テレコム懇談会会長表彰受賞 テレビの情報通信システムを活用 dボタンで防災も むかわ町

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  • 2025年6月18日
表彰状を受け取った竹中町長(左)=提供=

 むかわ町は、情報通信の普及、発展に功績のあった道内の個人や団体に贈られる「北海道テレコム懇談会会長表彰」を初めて受賞した。2018年9月の胆振東部地震の後、防災を起点としたまちづくりを進め、放送メディアと情報通信システムの活用に積極的に取り組んだことが評価された。

 総務省北海道総合通信局主催、同懇談会共催。2日に札幌市内のホテルで電波の日(1日)と情報通信月間(5月15~6月15日)の記念式典があり、竹中喜之町長が参加して表彰状を受け取った。

 竹中町長は受賞を喜び、「放送メディアと情報通信システムを強化し、いざという時に町民の行動を促せるようになった。今後も災害に強いまちづくりを進めたい」と決意を新たにした。

 町は21年6月、ブロードバンドタワーグループのジャパンケーブルキャスト(東京)と防災やICT(情報通信技術)の利活用などに関する包括連携協定を締結。23年4月には同社と北海道テレビ放送(HTB)、町の3者でテレビを利用した自治体情報通信システムを本格導入した。

 テレビのデータ放送の仕組みを活用して、リモコンのdボタンで「むかわ町からのお知らせ」のメニューを選択できるようにした。同年9月にHTBと包括連携協定を締結している。

 24年7月には、札幌市で行われた同懇談会と一般社団法人情報通信設備協会北海道地方本部主催のデジタルソリューションフェアで同システムが紹介された。町も同年8月、道の駅むかわ四季の館で開催した「復興応援フェスタ」に協力した。会場で同システムや通信機器などを紹介するブースが出展され、来場者へのPRに努めていた。

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