早来大町の仮設中学校跡地 住宅の造成準備進める

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  • 2025年6月19日
戸建て住宅やアパートの宅地造成が行われる早来大町の町有地

 2018年9月の胆振東部地震の後、被災した早来中学校の生徒が一時通っていた安平町早来大町の仮設中学校跡地で、町は戸建て住宅やアパート用の区画整備を進めている。次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳市の工場で4月に試作ラインの稼働が始まり、同市周辺に立地が予想される半導体関連企業を含めた従業員の住宅確保や移住者のニーズに応える。

 仮設校舎跡地は約5400平方メートル。19年1月から22年12月まで仮設中学校として利用した。現在、早来学園や早来子ども園の職員などの駐車場として使用している。宅地造成に伴い、利用者は今後、しらかば会館周辺の駐車スペース(約95台)を利用する。

 町は土地の区画として、戸建て住宅に5区画、アパートに4区画を計画している。水道工事や防災無線の移設などで、事業費は3579万4000円を見込む。

 今後、土地の分筆や下水道工事、埋設物除去などを行い、26年2月にも販売を周知。3月の申し込み受け付けを想定している。

 町は「子どもを早来学園に入学させたい移住者らの需要に対応したい」としている。

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