カラフルな電飾やステッカーなどで装飾したデコレーショントラック（デコトラ）の愛好家で構成する北海道はまなす会（畠尾淳会長）は15日、苫小牧市若草町の中央公園で創立47周年チャリティー撮影会を開催した。

　札幌、旭川、函館市など道内を中心に全国から約250台が集結。「任俠（にんきょう）に生きる」といったステッカーが貼られたり、改造バンパーなどが取り付けられたりした車両に、来場者やトラックドライバーがカメラを向けていた。特設ステージでは、演歌歌手栗原ちあきさんの歌謡ショーなども行われた。

　札幌市東区のトラック運転手原文弘さん（66）は「デコトラは今ではすっかり減ったが、愛好家が集まれる場所があるのはいいと思う」と笑顔を見せた。

　会場ではチャリティー募金も行われ、10万円を市交通遺児育英会に、5万円を北海道盲導犬協会にそれぞれ寄付する予定。