山本、学校訪問で気持ち新たに「プラスの影響与える存在に」   米大リーグ

  • スポーツ, 野球
  • 2025年6月20日

 【ロサンゼルス時事】米大リーグでは、選手らがホームタウンで地域の人々と交流するイベントが数多く開かれる。シーズン中でナイターがある日でも、午前中に地元の学校を訪問するケースも珍しくない。 ドジャースの山本由伸投手は昨年に続き、日本人が多く在籍するロサンゼルス近郊の小学校を訪れ、日本語で本を読み聞かせる経験をした。「すごく幸せな気持ちになった。これからもこういった機会に参加していけたら」と振り返った。 3日、メッツ戦の前に学校を訪問。子供たちからはさまざまな質問が山本に飛んだ。「緊張したら、どうしたらいいか」と聞かれると、「テストで緊張するなら、毎日勉強を頑張って自信を付けるといい。僕はいつも試合で緊張するので、その分練習でしっかり頑張ろうと思っている」とアドバイス。「野球選手になりたい」という声には「野球を楽しんで。楽しいという気持ちを忘れず、夢中になってたくさん練習してほしい」と答えた。 「ドジャースの選手と無人島に行くなら、誰と一緒がいいか」というユニークな質問には、思わず笑みがこぼれた。「大谷翔平選手。誰もできない二刀流をできるので、恐らく無人島でもいろいろな技を持っているんじゃないかと思う」。当意即妙の返答で、会場を沸かせた。 約1時間の滞在を終え、「全ての子供たちに、少しでもプラスの影響を与えられるような存在でいたい」と山本。児童のまなざしを浴び、気持ちを新たにしていた。

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