芸術祭今年も開催へ 白老文化観光推進実行委が総会

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  • 2025年6月7日
芸術祭の開催を決めた総会

 白老文化観光推進実行委員会(熊谷威二会長、会員44人)は4日、町大町のしらおい経済センターで通常総会を開き、5年目となる芸術祭「ルーツ&アーツしらおい」の9月19日~10月13日開催など2025年度の事業計画・予算案を承認した。今年度予算は総額5167万1510円で、うち4915万4000円は文化庁の「日本博2・0」事業に採択されている芸術祭などへの事業委託費。

 熊谷会長は4月に大阪市で物産展やトークイベントを開催したことに触れ、「文化庁の事業として大変好評だった。今年も町民の精神的満足度を高める芸術祭にしたい」とあいさつした。来賓の大塩英男町長は「文化観光の担い手としてにぎわいをつくっていただいている。移住者からは情報発信の質の向上が求められており、町の文化資源もより戦略的に伝えていきたい」と述べた。

 今年度事業は▽白老の伝統的手仕事文化を継承・発信するための「北の手しごと」展▽国内外で制作されたパッチワークの町内展示▽観光客向け旅行商品の造成▽地域資源に関する映像プロジェクトの展開―など。役員改選では、委員5人のうち3人が退任し、新たに浦木嘉男さん、松本曜子さん、山岸奈津子さんが選任された。

 芸術祭「ルーツ&アーツしらおい」は、国内外のアーティストによる展示や滞在制作を通じて、地域文化の再発見と交流の場を創出するアートプロジェクト。21年から続く取り組みで、地域住民や団体との連携によって「暮らすように旅する」観光体験を目指す。

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