アイスホッケーアジアリーグ2023―24は9、10両日、苫小牧市などで4試合が行われ、レッドイーグルス北海道は栃木日光アイスバックスに2連勝した。HLアニャンは東北フリーブレイズと対戦し、1勝1敗だった。
10日
▽8回戦
レッドイーグルス北海道(22勝8敗)6―3栃木日光アイスバックス(13勝15敗)
▽得点者【レ】中島(中屋敷)中屋敷(中島、橋本)中島(橋本)相木、高橋(佐々木)中島(高橋、橋本)【栃】鈴木健(寺尾)寺尾(伊藤、清水)鈴木健(大椋、鈴木雄)▽GK【レ】小野田、井上【栃】大塚▽シュート数【レ】36【栃】38▽反則【レ】12分【栃】20分▽パワープレー得点【レ】1【栃】1▽キルプレー得点【レ】0【栃】0▽観客数1467人
第2ピリオドまで互いに得点を取り合うシーソーゲーム。FW相木がゴール裏から相手のGKにパックを当てる技ありゴールで勝ち越し点を挙げたほか、FW中島がハットトリックの活躍を見せた。荻野監督は「安易な失点が多かった」と試合を振り返るも、2連勝について「チームに勢いをもたらした。選手たちの頑張りが結果が結び付いた」と話した。
最終節、HLアニャンとの2連戦に向け「相手陣地の奥でプレーして強いフォアチェックを仕掛け、リズムをつくっていくという、これまでやってきたことを継続して戦いたい」と語った。
東北フリーブレイズ(14勝16敗)1―0HLアニャン(20勝8敗)
9日
▽7回戦
レッドイーグルス北海道(21勝8敗)6―3栃木日光アイスバックス(13勝14敗)
▽得点者【レ】小林(久慈、今)高橋(入倉、橋本)髙木(山田、入倉)中島(中屋敷)高橋(橋本、中屋敷)相木(髙木)【栃】寺尾(鈴木雄)鈴木健(鈴木雄)出口(大椋、鈴木健)▽GK【レ】成澤【栃】福藤▽シュート数【レ】38【栃】30▽反則【レ】8分【栃】8分▽パワープレー得点【レ】1【栃】1▽キルプレー得点【レ】0【栃】0▽観客数1613人
序盤に相手のハードワークに押し込まれ2失点。荻野監督は「シュートも少なかったので、積極的にシュートを打っていくよう伝えた」とし、第2ピリオドからはFW小林の得点を皮切りに3得点。第3ピリオドも勢いそのままに追加点を挙げ、栃木を突き放した。
HLアニャン(20勝7敗)3―0東北フリーブレイズ(13勝16敗)
―首位通過へ、大きな連勝
プレーオフ優勝を地元苫小牧で決めるため、レギュラーシーズン首位通過を目指して戦うレッドイーグルス北海道。負けられない2連戦、主将のFW中島が2戦目でハットトリックを果たすなど、プレーでチームを鼓舞した。
1点目は1点ビハインドの場面で、冷静に相手2人をかわしての同点打。「自分たちのセットで先制点を与えたので、得点できて良かった。負けたくない、負けられないという気持ちでプレーしていた」と強い闘志を抱いて戦った。
2戦目は今季限りで引退を表明したGK井上が試合終了間際に出場。1点を取りにくる栃木の猛攻に好セーブを連発したほか、若手選手たちの奮闘も目立った。FW相木は、シーズン終盤からファーストセットでの起用が増えた。持ち前の相手に対する素早いプレッシャー、積極的なフィニッシュチェックでチームに勢いを与えたほか、2戦目では勝ち越し点も決めた。
相木は「相手が嫌がるようなプレーでインパクトを残せるよう意識している。全力で取り組み、一つ一つのプレーの質を高くしながら、持ち味を出してチームに貢献したい」と力を込める。
23、24両日、レギュラーシーズン最終節となるHLアニャンをホームに迎えての直接対決に向け、中島は「連勝できるようコンディション、気持ちを整えて臨みたい」と力強く語った。