第51回日ア連会長杯兼道ア連会長杯争奪道南地区新人アイスホッケー大会兼第53回苫小牧市教育委員会杯苫小牧市内小学校新人戦大会は3日、苫小牧市若草町のネピアアイスアリーナで決勝が行われ、バーニングバレットが10―1で札幌キングスターズを下し優勝した。
5年生以下の選手による新人戦。2日に開幕し、市内と札幌から合わせて8チームが出場。トーナメント戦が展開され、接戦を繰り広げた。
大会は日本アイスホッケー連盟、北海道アイスホッケー連盟、苫小牧市教育委員会が主催。苫小牧民報社、市スポーツ協会が後援、苫小牧小学生アイスホッケー同好会連合会が協力、苫小牧アイスホッケー連盟が主管した。
▽決勝
バーニングバレット10―1札幌キングスターズ
▽得点者【バ】小澤(二ノ宮)川島(石田)川島(石田)二ノ宮(山田)二ノ宮(山下衣、山田)石田(楠木、山下衣)山田、鈴木(石田、川島)楠木(山田)、楠木【札】新宮(道政)▽GK【バ】藤柳【札】高橋
速攻が光ったバーニングバレットが第1ピリオドに6得点を挙げ、試合の主導権を渡さなかった。札幌キングスターズはシュート11本に抑え込まれ、バレットの堅守を崩せなかった。
▽3位決定戦
レッドスターズ7―0BLUEサンダーズ
▽得点者【レ】南(福澤、柿崎)安藝(渡部)安藝(野中、渡部)渡部(野中)渡部(安藝)宮田(柿崎)渡部(福澤)▽GK【レ】小堤【B】那須、亀田
序盤から猛攻を仕掛けたレッドスターズが完封勝ち。BLUEサンダーズも得点の機会をつくったが、攻め切れなかった。
▽準決勝
バーニングバレット5―4レッドスターズ、札幌キングスターズ2―1BLUEサンダーズ
▽1回戦
レッドスターズ8―4苫小牧ジェッツ、バーニングバレット18―0札幌星置ケッターズ、札幌キングスターズ5―3苫小牧WESTアイスキング、BLUEサンダーズ1―0北海道バーバリアンズH C Uー12
―経験豊富な上級生が躍動、攻守でチームけん引
川島誠監督は「シーズン終わりの大会で勝つことができ、選手たちにとって良かった」とねぎらった。
決勝の相手は苫小牧の2チームを破って勝ち上がってきた札幌キングスターズだったが、ゲーム開始わずか1分半で2得点を挙げて相手の出鼻をくじくと、その後も追加点を奪い、相手を突き放した。
新チームには最上級生の5年生が10人おり、昨年の全道大会にも出場するなど経験豊富なメンバーが多い。川島監督も「(昨年の)全道大会に出場した5年生が成長し、引っ張ってくれている」と分析する。
攻守で躍動した主将のDF山田一桜(美園小5年)は「新チームの第一歩として良いスタートが切れた」と笑顔。「全員で攻撃して守れるチームになり、出場する全ての大会で優勝したい」と力を込めた。チームにおける攻撃の要であるFW楠木旺辰(拓勇小5年)は「周りを見て味方を生かしたプレーができた。シュートとスケーティングのスピードをより磨きたい」と成長を誓い、全道優勝を目標に掲げた。