北海道、攻守で強さ光り栄冠 国スポ冬季大会全日程終える

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  • 2024年2月5日
決勝〔北海道―東京〕先制点を決めて雄たけびを上げるFW矢島(手前15番)=3日、ネピアアイスアリーナ
決勝〔北海道―東京〕先制点を決めて雄たけびを上げるFW矢島(手前15番)=3日、ネピアアイスアリーナ
好セーブを連発しゴールを死守したGK山口=同
好セーブを連発しゴールを死守したGK山口=同

 1月27日に苫小牧市内で開幕した、第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会「とまこまい国スポ2024」は最終日の3日、アイスホッケー競技成年の部の決勝、3位決定戦がネピアアイスアリーナなどで行われた。決勝は北海道が6―3で東京を下して優勝。攻守で強さを見せ大会8連覇を果たした。

 ▽決勝

 北 海 道6―3東  京

 ▽得点者【北】矢島(芳賀)荒井(澤出、芳賀)小泉(脇本)矢島(荒井、芳賀)阿部(芳賀)芳賀(矢島)【東】床(石井)斉藤(大竹、石井)斉藤(石井)▽GK【北】山口【東】石川

 FW矢島のゴールで先制点を挙げた北海道。大学生で構成された東京のスピードある攻撃に苦しむ場面もあったが、GK山口を中心に体を張った守りでしのいだ。終始リードは許さず、持ち味の決定力を見せて最後は突き放し栄冠。

 ▽3位決定戦

 長  野6―4大  阪

 ▽得点者【長】大和(大塚)丸山(大和、横須賀)丸山、大和、共田(関谷、丸山)丸山(横須賀)【大】嶋野(鈴木、黒須)嶋野、嶋野(佐藤、根本)嶋野(黒須、山根)▽GK【長】亀田【大】常川

 ―地元開催の大舞台、選手躍動

 王者の貫禄を見せつけた北海道が6―3で東京を下し8連覇を達成した。池田監督は「先制して試合を運べたことは大きい。守りから入るホッケーを選手らが体現してくれた結果、連覇を果たせた」と笑みをこぼした。

 第1ピリオド1分すぎにFW矢島がゴール横から先制弾。決勝点となる4点目も挙げて2ゴールの活躍を見せた矢島は「どこからでもシュートの意識を持って臨んだ。チームも試合を重ねるごとに調子を上げた」と振り返った。

 守りからリズムを―と中心となってゴールを死守したGK山口は、ポジション取りとリバウンドコントロールを駆使して好セーブを連発。「毎試合、仲間が先制点を取ってくれるので気持ちが楽にプレーできた。苦しい展開もあったが、得点で援護してくれたおかげ」と話した。

 チームを率いたDF横山主将は「うれしい気持ちでいっぱい。一人一人が役割を果たしてくれて、地元開催の応援も力になった。8連覇を果たせて人生の中でも良い思い出となった」と締めた。

 ―国スポ閉幕、スケート競技は男女総合・女子総合で準V 

 第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会「とまこまい国スポ2024」は3日、閉幕した。アイスホッケー競技は少年、成年共に北海道が連覇を達成。スケート競技は男女総合(天皇杯)、女子総合(皇后杯)で共に長野が優勝した。北海道は天皇杯が194点、皇后杯が94点でいずれも準優勝だった。

 スケート競技に、北海道代表として苫小牧から出場した選手は、フィギュア少年女子の岩本愛子(白鳥FSC)、加藤杏望(同)、坪井聖弥(苫小牧市役所)の3選手。

 北海道の競技得点内訳と総合順位は以下の通り。

 【男子】スピードスケート成年(25)、同少年(69)フィギュア成年(6)

 【女子】スピードスケート成年(17)、同少年(58)、フィギュア少年(9)

 ▽天皇杯順位(得点) (1)長野(199)(2)北海道(194)(3)愛知(130)(4)兵庫(129)(5)山形(107)(5)群馬(同)(7)東京(98)(8)埼玉(77)

 ▽皇后杯順位(得点) (1)長野(96)(2)北海道(94)(3)兵庫(86)(4)山形(80)(5)愛知(64)(6)青森(56)(7)東京(55)(8)福岡(50)

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