苫小牧東高アイスホッケー部OBの玉川健吾さん(タマガワ塗装)がこのほど、社会貢献の一環として同校敷地内にあるアイスホッケー部のウエートトレーニング施設、ウエートルームの塗装を無償で行った。昨年12月27日に同校校長室で澤田慎也校長から感謝状が贈られた。玉川さんは「少しでも良い環境でトレーニングに励んでもらえたら」と話していた。
玉川さんは2002年に同部を卒業したOB。同部の田中渓也監督からウエートルームの雨漏りの相談を受け、「学業とスポーツの両立に努力を重ねる生徒たちのために―と、協力させてもらった」と約1週間かけて必要な作業を行った。
真新しい塗装が施されたウエートルームは、同部のチームカラーの緑を主体とした黄色との2色で彩られている。「自分に自信を持って、社会でも大きく羽ばたいてほしいとの願いを込めて作業を進めた。インターハイでの活躍も期待している」と話した。
若松隼佑主将(3年)は「チームカラーで仕上げていただき、モチベーションが上がった。最後まで走り切り、一つでも勝ち上がっていけるよう、たくさんトレーニングと練習を重ねて結果で恩返ししたい」と感謝した。