アイスホッケーアジアリーグ2023~24は、レッドイーグルス北海道が年内で18試合を終えた。現在チームは2位。地元優勝を決めるべく、首位通過を目指している。前半戦で好調ぶりを見せるチーム中堅の1992年度生まれ3選手に後半戦の意気込みを聞いた。
―前半戦、ゴールランキングはトップ。
「シュート数はそれほど多く打てていないと思うが、チャンスをしっかり決め切れたという印象。がむしゃらにやっていた若い頃とは違い、落ち着きも出てきた。昨季までだとシュートを打つタイミングで焦ったり、視界がちょっと悪くなったりとかがあったが、今季は焦らないで打てているし、いい判断ができている。ゴーリーにも分からないようなフェイントや駆け引きを練習中から意識してやっているので、その成果が出ていると思う。あとパワープレーでの得点も多い。ずっと同じメンバーでやっていて、いいイメージがどんどん膨らんでいる」
―全日本選手権での惜敗について。
「今年は良いイメージで大会に臨めたが、ここ一番で得点できずチームに迷惑をかけてしまった。自分たちのラインが点数を取らないと苦しい展開になる。相手ももちろん対策してくる中で、しっかり決め切る必要がある。勝ちたい思いが強かったので、本当に悔しかった。崩して攻める引き出しをもっと持っておかないと、一発勝負で勝ち切れないと思った」
―中堅選手としてチームへの働き掛けは。
「いいプレーをして、チームに勢いを持ってくる若い選手がどんどん出てきている。チームの総合力が上がれば、後半戦もいい結果に結び付きやすい。自分なりに後輩に声を掛けたりフォローしていきたい。ミスをしてチャレンジをしないプレーをするのではなく、上の選手がカバーしてチャレンジしやすい環境をつくっていく。自分が若いときも失敗ばかりしていたが、先輩が『好きにやってみろ』と背中を押してくれていたし、その姿を見て自分もそういうふうになりたいと思っている」
―後半戦への意気込みは。
「個人としてはランキングや得点を意識し過ぎないように、チームの状態が良くなり勝つことを意識していきたい。プレーオフに向けて、勝ち続けていくためにもっと攻撃の厚みが必要だし、パワープレーでどれだけ得点できるかも鍵になってくると思うので、そこを意識したい。苫小牧で優勝を決めたいと強く思っている。レギュラーリーグ1位通過を目指す」
▽1993年2月24日生まれ。18試合を終え、ポイント(2位)、15ゴール(1位)12アシスト(6位)。