アイスホッケー女子のユーススキルアップキャンプが苫小牧で始まった。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォの冬季五輪最終予選(来年2月6~9日、苫小牧)をにらんだ、日本代表候補国内組の11月強化合宿。ネピアアイスアリーナで26日から氷上練習も始動して選手たちはハードなメニューをこなした。
先月行われた国際連盟主催の女子アジア選手権で優勝を遂げたメンバーを軸にした16人が参加し、25日~12月2日の日程で行われる。いずれもFWの道路建設ペリグリンの黒須若菜やトヨタシグナスの伊藤麻琴など、苫小牧ゆかりの選手9人が合宿に名を連ねた。
最初の氷上練習は午前と午後合わせて約4時間にわたった。1対1でパックを奪い合うところから始めて、2人ないし3人のユニット同士がGKが構えるゴールへシュート、あるいは阻止するまで、攻守で対抗し合うドリルを繰り広げた。
参加メンバー全員は各所属チーム一員として第13回女子日本アイスホッケー2次リーグ(24日まで、苫小牧)に出場。合宿はそのわずか2日後に始まったが、選手たちは疲れをものともせず、練習のワンプレーごとに力をみなぎらせていた。
氷上初日の練習を終えて中島谷友二朗コーチは顔触れを見渡して「メンバー同士の雰囲気もすごくいい」と語った。今回合宿のテーマの一つに「得点力強化」を挙げ、「ドリルはシンプルなものから複雑なものまで取り組み、パワープレーやキルプレーの練習へ進めていく」と語った。
女子ユーススキルアップキャンプ(11月)メンバー
◆GK
増原海夕(道路建設)
川口莉子(Daishin)
◆DF
志賀葵(TOYOTA)
関夏菜美(SEIBU)
山下栞(SEIBU)
佐藤虹羽(Daishin)
◆FW
浮田留衣(Daishin)
前田涼風(道路建設)
三浦芽依(TOYOTA)
永野元佳乃(SEIBU)
黒須若菜(道路建設)
小山玲弥(SEIBU)
山下光(SEIBU)
輪島夢叶(道路建設)
伊藤麻琴(TOYOTA)
野呂里桜(Daishin)
◆スタッフ
HC 飯塚祐司
AC 中島谷友二朗
GKC春名真仁
TR 和光努
EQ 林和茂