第13回女子日本アイスホッケーリーグ2次リーグが22日、苫小牧市で開幕する。国内上位の12チームが24日までネピアアイスアリーナ、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナを会場にA~Cの各プールの総当たり戦を展開する。
日本アイスホッケー連盟主催の通称「スマイルリーグ」。五輪や国際大会など世界レベルでの活躍する有望選手を発掘し、競技レベル向上を目的に2012年度に創設された。
4チームずつのプールは1次リーグ(10月14日まで、釧路市)の結果で入れ替えが行われ、Aを最高にB、Cプールの序列となっている。地域別のチーム内訳は北海道8、本州2、U18全国選抜1、中学選抜1。2次リーグの順位を基にして優勝決定戦となるファイナルトーナメント(2月22日開幕、帯広市)の組み合わせが決まる。帯広市で行われた前年度の第12回大会同トーナメントではSEIBUが優勝を勝ち取り、苫小牧の道路建設が準優勝だった。
第13回大会1次リーグのAプールはDaishin(釧路)が2勝1敗(1試合ペナルティーショット戦負け)で1位となり、2勝1敗の道路建設が勝ち点1及ばず2位、1勝2敗のSEIBU、1勝2敗(1試合ペナルティーショット戦勝ち)のトヨタの結果となった。
優勝した今月のアジア選手権、今季は2月に苫小牧開催の五輪予選が控える海外組を除いた代表・候補者らの顔触れが各チームに多く属するAプール。上位につける3チームは”釧路・十月の陣”で攻守局面が激しく変転する接戦を繰り広げた傾向で今回も予断を許さない戦いが続きそう。昇格のTOKACHIがここにどう食い下がるか。
当地2チームの本領発揮に期待が懸かる。第9回大会以来の優勝を目指す道路建設はDaishin、SEIBUのライバル相手にロースコアといえども着実な勝利を重ねたい。1次の結果を受けてBプールからの再出発となったトヨタが初の栄冠を目指す上でも重要な過程が今回の2次リーグと言えよう。
各プールの構成は次の通り。日程は別表。
▽Aプール Daishin、道路建設、SEIBU、TOKACHI▽Bプール トヨタ、昭和大、釧路ベアーズ、バーバリアンズ▽Cプール 高須クリニック、U18全国選抜、中学選抜、VORTEX