ジュニア世代が試合で交流 小学生スマイルプロジェクトカップ・アイスホッケー

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2024年9月10日
優勝決定戦でパックを奪い合う両チーム
優勝決定戦でパックを奪い合う両チーム
表彰式で「競技を楽しむことを忘れずに」と語る大沢さん
表彰式で「競技を楽しむことを忘れずに」と語る大沢さん

 第2回小学生スマイルプロジェクトカップが7、8両日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで行われた。苫小牧のほか全国から8チームが集結。優勝決定戦ではMikage Ice Hockey Academy(MIHA)が岩手セレクトを6―2で下し、栄冠に輝いた。

 大沢ちほスマイルプロジェクトが主催。試合数が減少するジュニア世代の強化や育成を目的とするほか、審判の高齢化や成り手の減少に対し、地元でプレーする高校生を対象にラインズマンの体験を通した普及、育成も図っている。大会はA、Bグループに分かれ、それぞれ4チームで総当たり戦を行い、その後両グループ同順位のチームで順位決定戦を行った。

 選手たちは勝利を目指して懸命にパックを追い掛け、チームメートが得点を挙げれば喜びを分かち合っていた。苫小牧から出場した苫小牧5年生選抜はAグループ3位で、KING MONSTERとの5位決定戦に臨んだが、3―7で敗れ、順位は6位だった。

 大沢さんは「選手たちは純粋に競技を楽しんでくれていると感じた」と振り返りつつ、レフェリーを体験した高校生からは「難しかったが、またやってみたいという声も聞けた」と大会の手応えを語った。

 さらに「自分が育った街でアイスホッケーを盛り上げたいと考えていたし、全国の子供たちに苫小牧の競技環境も知ってもらいたかった」と大会へ込める思いを語り、次回以降について「試合数を増やし、さらに大きな大会にしていければ」と力を込めた。

 ▽優勝決定戦 MIHA6―2岩手セレクト

 ▽3位決定戦 埼玉スクールセレクト3―2TEAM TK HOCKEY

 ▽5位決定戦 KING MONSTER7―3苫小牧5年生選抜

 ▽7位決定戦 U12長野2―0中日ジュニア

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