第25回大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会ファーストステージは1日、市内のネピアアイスアリーナで決勝が行われ、中央が7―2で明治を下し、栄冠を勝ち取った。中央は感染症の影響で中止となった3大会(2020~22)を除き、3年連続6回目の優勝を果たした。3位決定戦では、東洋が法政に零封勝ちした。
大会の最優秀賞選手には中央のFW種市悠斗が選出されたほか、ベスト6には中央のGK川合温大、DF木村祐翔、高崎泰成、FW堤虎太朗、横須賀大夢、明治のFW井口藍仁が名を連ねた。
▽決勝
中 央7-2明 治
▽得点者【中】堤(種市、木村)種市(夏野、木村)横須賀(角丸、高崎)森(種市、木村)横須賀(角丸、小岩)夏野(木村、森)堤(夏野、種市)【明】大竹(井口)井口(福田、佐々木)▽GK【中】川合【明】吉田、渡邊
▽3位決定戦
東 洋4-0法 政
▽準決勝
中 央4-1法 政
明 治3-2東 洋
第1ピリオド、中央は明治に先制を許すも、数的優位なパワープレーのチャンスなどを生かし2点のリード。第2ピリオド、明治は追い上げを見せるが、中央が立て続けに2得点を挙げ突き放し、GK川合を中心とした堅い守備でリードを守り抜いた。
- 「リーグ制覇、インカレVにつなげる」
釧路での夏合宿を経て苫小牧入りし、交流戦に臨んだ中央。「チームのシステムについて練習を重ね、実践で結果を出そう」と選手たちに求めた八戸了監督は「立ち上がりはよくなかったが、ピリオド間にバックチェックやキルプレーでの守り方について見直すよう選手たちに伝え、修正することができた」と勝因を語り、明治を相手に7得点できたことについても評価した。シーズンが本格化する秋、冬に向け「昨年は夏から調子を落とし、冬につなげることができなかった。学業や環境などから練習量は減るが、コンディションを整えてシーズンを戦っていきたい」と話した。
主将のFW種市悠斗はチーム状態について「これまで、練習試合などで終盤に崩れることが多かったが、夏の集大成となる大会で修正し、第3ピリオドまで勝ち越すことができた」と振り返る。決勝での大量得点についても「中央のスタイルはパスホッケーのイメージを持たれることも多いが、相手ゴール前でのシンプルなプレーを実践することで得点を重ねることができた」と分析し、リーグ、インカレ両制覇に向け「この勢いを継続して目標を達成したい」と力を込めた。