「レコードと音楽、競走馬のまち」を標榜する新冠町の中心部に併設する道の駅と「レ・コード館」。100万枚を超す名盤と、生産量道内一のピーマンを使った特産品が、観光客を楽しませている。
レ・コード館は1997年の開館。昭和の時代を彩った人気歌手から今をときめく若手アーティストまで幅広く収蔵。貴重なアーカイブ(保存記録)に、レコード会社が音源を保存するため借りていくこともあるという。
有料のミュージアムには、直径約50センチもある世界最大のレコード盤や、レコード盤を作るときに使う機械「カッティングレース」など、国内でも有数の珍しい品がずらり。建築時に特注のスピーカーを設置した「レ・コードホール」では、音源を実際に聞くこともできる。
「道の駅」の1番人気は「ピーマンソフト」(350円)。新冠特産ピーマンをフリーズドライの粉末にし、ミルクソフトクリームに混ぜ込んだ。口に含むとピーマンの味がほのかに広がり、苦みがきつすぎないのが特徴で、多い月には1000個以上が売れる。
同駅物産店の三浦千尋店長(42)の一押しは「ピーマンみそ」(120グラム、550円)。ピリ辛との2種類展開で、テレビで取り上げられたことにより人気が高まっているという。「ご飯に載せて食べると最高。野菜に付けたり、炒め物に使えたりと万能です」とPRする。(終わり)
※この企画は報道部・石川鉄也、今成佳恵、神源伸、中田大貴が担当しました。
◇道の駅サラブレッドロード新冠
新冠町中央町1の20。開館時間は午前10時~午後6時(11月~翌2月は午後5時まで)。11月~翌3月は月曜休館。電話0146(45)7070。「レ・コード館」は午前10時~午後5時。電話0146(45)7833。