7 花ロードえにわ(恵庭市) 鮮度が強みの地元野菜 えこりん村育ちの放牧豚でカレー

  • ぐるり道の駅, 特集
  • 2024年5月8日
地元の野菜や生花が並ぶ「かのな」
地元の野菜や生花が並ぶ「かのな」
恵庭産放牧豚を使ったオリジナルスパイスカレー
恵庭産放牧豚を使ったオリジナルスパイスカレー

  国道36号とサケが遡上(そじょう)する漁川との交点で、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフ(本社札幌)のグループ会社デリシャス(同)が管理・運営する。道の駅事業執行役員渡辺佳代子部長は、鋳鉄製フライパンのスキレットで提供するオリジナルスパイスカレー「とろっとチーズとこな雪とんとん炙りベーコンカレー」(1320円)をお薦めする。

   アレフのテーマパークえこりん村(恵庭市)で育てた放牧豚「こな雪とんとん」の薫製ベーコンは脂が甘く、ルーも同豚のひき肉がたっぷり。ニンジンやカボチャなどの野菜が彩りを添え、ご飯にとろとろチーズをかけた。渡辺部長は「放牧豚を味わうことでアニマルウェルフェア(動物福祉)を知ってほしい」と話す。

   隣接する農産物直売所「かのな」は、地元農家73戸が野菜や畜産物、生花などを出荷。2023年度は売り上げ6億7900万円、入場者36万人でいずれも過去最高。新保孝店長は「鮮度が強み。多い農家は日に5回出荷する」とアピールし「良い品をより多く提供し、愛される店を目指したい」と意気込む。

   エリアには「花のまち」恵庭を象徴する花の拠点・はなふるがあり、七つのテーマガーデンや車中泊専用施設「RVパーク花ロードえにわ」を完備。22年6月には「全国都市緑化北海道フェア」の主会場となった。5月中旬以降に花の見頃を迎える。

  ◇道と川の駅花ロードえにわ

  恵庭市南島松817の18。営業時間は午前9時~午後6時(11月~翌3月は午後5時まで)。電話0123(37)8787。

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