あすから、アジアリーグ最終節 レッドイーグルス北海道

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2024年3月22日
最終戦に向け練習に打ち込むハリデー
最終戦に向け練習に打ち込むハリデー
2連勝に向け闘志を燃やす三田村
2連勝に向け闘志を燃やす三田村

  アイスホッケーアジアリーグ2023―24は23、24両日、苫小牧市などでレギュラーリーグの最終節を迎える。レッドイーグルス北海道(REH)は、首位通過を争うHLアニャンとホームのネピアアイスアリーナで直接顔を合わせる。

   現在、勝ち点65で並ぶ両チームだが、勝利数で1勝上回るREH(22勝)が首位をキープしている。このため最終節2連戦のうち1勝すれば、首位通過が決まる。今季、ここまで直接対決の戦績は3勝3敗とまったくの五分。頂上決戦の熱い戦いが期待される。

   今節は、けがでチームを離脱していたDFハリデー、FW三田村が復帰。ハリデーは2月18日の横浜グリッツ戦で左膝内側の側副靱帯(じんたい)を損傷。リハビリトレーニングを重ね、ジョギングやバイクで体力を維持して先週、再発を防ぐためサポーターを付けてチーム練習に合流した。「気にはなるが、痛みもほぼない」とコンディションは8割ほど。

   7試合ぶりの出場に向け、5対5のチーム練習を通して試合感を取り戻す。「シンプルにつないだり、相手へチェックに行ったりする中で、感覚を取り戻していく。100%ぶつける気持ちで勝利し、いい形でプレーオフにつなげたい」と力を込める。

   FW三田村は今月3日のHLアニャン戦で下顎骨を骨折。オフシーズンの治療も考えたが、プレーオフを見据えて手術することを決断した。「食事も難しく、踏ん張りが利かない場面もあったので、治療して良かった」と語る。

   欠場中もチームが良い状態にあったことを振り返りつつ「ゲーム感覚を取り戻せるよう、いつも以上に周りを見たり、相手やパックに向かう1歩2歩といった細かな部分まで意識してプレーし、2連勝できるよう全力で戦いたい」と話した。

   23、24両日はいずれも午後3時フェースオフ。各日の先着来場者2500人には選手の写真や「行くぞテッペン」と書かれた「応援ハリセン」を配布する。

   このほか23日は会場1階の展示室前で選手が使用しなくなった用具の即売会、24日午後1~同3時は1階イベントスペースにアイスホッケー体験ブースを開設するなど、イベントも目白押しとなっている。

  ―FW彦坂調整続く 骨折から早期復帰へ

   1月の練習中に負傷し、左第2中足骨骨折と診断されたFW彦坂は、現在も調整が続いている。「足が床に着かない状態から徐々に腫れが引き、最近になってつえも取れて歩けるようになった」と話す。

   完治に至らない状態ではあるものの、先週からオンアイス。19日はチーム練習に合流するなど、早期の復帰を見据えている。

  レギュラーシーズン順位表(3月17日時点)

   チーム           勝  敗  勝点

  1 レッドイーグルス北海道 22  8  65

  2 HLアニャン      21  9  65

  3 東北フリーブレイズ   16 16  48

  4 栃木日光アイスバックス 14 16  40

  5 横浜グリッツ       3 27  10

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