白老町若草町のポロトミンタラには、巨大なパッチワーク「アロアロ」(縦1・05メートル×横5・1メートル)が展示されている。作品はハワイとの交流を元にして生まれ、「アロアロ」はハワイ語で「上品な美しさ」や「信頼」を意味する。
制作のきっかけになったのは、アイヌ文様刺しゅうサークルの講師岡田育子さん(74)と河岸麗子さん(73)が2017年、「みんなの心つなげる巨大パッチワークの会」を立ち上げ、多文化共生をアピールするパッチワークの制作にも取り組んだこと。
15センチ四方の布の提供を広く呼び掛け、町民らから約3500枚もの布を集め、全238ピースを組み合わせて大作を完成させた。作品は「多文化共生」を掲げる白老町の願いを体現している。
会期中の毎週土曜午前11時~午後3時、ポロトミンタラ休憩スペースでは500円で刺しゅう体験ができる。ぜひご参加を。
(広報担当・八木皆実)