3 「多文化共生」を体現 巨大パッチワーク「アロアロ」 若草町・ポロトミンタラ

  • 地域でつくるアート, 特集
  • 2023年9月21日
見応え満点の巨大なパッチワーク(一部)

  白老町若草町のポロトミンタラには、巨大なパッチワーク「アロアロ」(縦1・05メートル×横5・1メートル)が展示されている。作品はハワイとの交流を元にして生まれ、「アロアロ」はハワイ語で「上品な美しさ」や「信頼」を意味する。

   制作のきっかけになったのは、アイヌ文様刺しゅうサークルの講師岡田育子さん(74)と河岸麗子さん(73)が2017年、「みんなの心つなげる巨大パッチワークの会」を立ち上げ、多文化共生をアピールするパッチワークの制作にも取り組んだこと。

   15センチ四方の布の提供を広く呼び掛け、町民らから約3500枚もの布を集め、全238ピースを組み合わせて大作を完成させた。作品は「多文化共生」を掲げる白老町の願いを体現している。

   会期中の毎週土曜午前11時~午後3時、ポロトミンタラ休憩スペースでは500円で刺しゅう体験ができる。ぜひご参加を。

  (広報担当・八木皆実)

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