第62回春季北海道高校野球大会3日目は26日、札幌円山球場で1、2回戦3試合が行われた。北海道栄は旭川明成を2―0で完封、ベスト4入りを一番乗りで決めた。
▽2回戦
旭川明成
000000000―0
10001000X―2
北海道栄
(旭)千葉、河瀬―小野寺
(北)平、山崎―高村
🉁梶沼(北)
道栄は初回、梶沼の三塁打で好機をつくると、加藤の左前適時打で先制。先発の平は8回を無失点。
▽1回戦
武修館
00100000 ―1
00140021x―8
クラーク国際
(八回コールド)
(武)俣野、東、佐々木―秋田谷元
(ク)中村、新岡―麻原
🉁安部、八木(ク)
🉂中村2、高木、八木(ク)
岩見沢東
000000002―2
21111000X―6
札幌大谷
(岩)丸谷、荒井―武田
(札)及川、瀬尾、山本、菊地―佐々木
🉁松下(札)
🉂増田(札)
-道栄・平「持ち味存分に発揮」
「俺の武器はコントロール 勝つ」―。道栄の平は帽子のつばに書いた力強い文字通り、わずか1四死球で8回を投げた。真っすぐとスライダーを中心に、打たせるピッチングでテンポよく試合を運んだ。
今大会の初戦でも先発したが、3回を投げて自責点3と納得のいかない内容だった。今回は一球一球より丁寧に、低めに集める意識でマウンドに立った。試合中盤では疲労からボール先行の場面が続いたが、高低を使った配球でスコアボードに0を並べた。
加藤代理監督は「持ち味の打たせて取るスタイルで本当によく頑張ってくれた。出来過ぎなくらい」と目を細める。ベスト4に一番乗りしたものの、やることは変わらない。2年ぶりの準決勝にも「準優勝の前回を超えるべく、一戦一戦ベストを尽くしたい」と話していた。