高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球南北海道大会苫小牧支部予選最終日は20日、苫小牧市少年野球場で決勝が行われ、泉野イーグルスが1―0でときわ澄川ライオンズを制し、2年連続3度目の優勝を飾った。泉野は6月24日に開幕する南北海道大会(後志管内共和町など)に進出する。
ときわ澄川は8月からエスコンフィールド北海道=北広島市=で始まるファイターズベースボールチャンピオンシップへの出場を決めた。全道少年大会の代表決定戦(3位決定戦)は飛翔スワローズが10―0の四回コールドで白老町少年野球クラブを下した。
▽決勝
ときわ澄川ライオンズ
000000―0
00010X―1
泉野イーグルス
(と)片桐―杉本
(泉)石崎、寺口―寺口、三浦
🉁三浦(泉)
中盤まで両者一歩も譲らぬ展開。泉野が四回に三浦の二塁打でチャンスをつくると大橋が初球をセーフティーバント。守備が乱れている間に三浦が一挙にホームイン。ときわ澄川は足を絡めた攻撃を展開するも本塁が遠かった。
▽全道少年大会代表戦
飛翔スワローズ
6301―10
0000―0
白老町少年野球クラブ
(四回コールド)
(飛)山田―西田
(白)髙橋、山口―宇佐美
🉀西田(飛)
―泉野、堅守で逃げ切る
泉野が2年連続で頂点に立った。石崎、寺口の継投リレーでときわ澄川を完封し、少ないチャンスからもぎ取った1点を守り切った。苫小牧市長旗に続き今季2本目の優勝旗に、桑村監督は「投手を中心に、失策の少ない堅守ができている」と好調の理由を語った。
四回、大橋(澄川5年)がセーフティーバントを初球で決め、二塁から三浦(泉野6年)が本塁を狙った。大橋は第1打席で捕飛と凡退しており、「走者を送るためにストライクゾーンだけ構えていた」。三浦も「先制したい場面だったので、チームのためにも三塁を蹴った」と振り返る。
続く南北海道大会、昨年は初戦敗退を喫した。指揮官は「まず1勝し、昨年を超えたい」と闘志を見せた。