第62回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第2日目は9日、とましんスタジアム=苫小牧市=でAブロック2回戦2試合が行われ、鵡川が6―2で室蘭栄に快勝し、3回戦進出を決めた。
▽Aブロック2回戦
室蘭栄
001000001―2
20000310X―6
鵡 川
(室)今谷、住吉―井村
(鵡)柏村―佐藤柊
🉁喜尾(室)
室蘭東翔
30000000 ―3
10201231x―10
大谷室蘭
(八回コールド)
(室)金澤、八木―田崎
(大)三島、松本―赤間
🉁赤間2、長谷(大)
🉂渡邉(大)
-エース柏村13奪三振
室蘭栄を下した鵡川。シーズン初戦の公式戦に小池監督は「良い緊張感を持ってプレーしていた。まずまずの内容」と振り返った。
2失点を許したが、1番を背負った先発柏村が力投を見せた。スライダーがさえて13奪三振と好調。厳しく指導してきた小池監督は「エースとしての自覚が生まれて頼もしい存在になった」と成長を感じていた。
八回の一死満塁のピンチをきっちり無失点。「同じようなピンチは練習試合で何度も経験した。打線の援護もあって気持ちにも余裕があったし、メンタル面でも落ち着いて投げられた」と積んできた経験値が力投を支えた。
冬場から下半身の強化に汗を流し、毎日の走り込みで体力も付けた。「下半身で投げるこつをつかんだ。軸足の踏ん張りがしっかりしたことで制球が良くなった」と確かな手応えを感じていた。3回戦に向けて「持ち味の打たせて取るピッチングで、次も完投して抑えたい」と活躍を誓った。