第6回とましんスタジアム杯少年野球東西交流大会(苫小牧信用金庫主催)は4月29日、とましんスタジアム=苫小牧市=でトーナメントが行われた。決勝は北光ファイターズと飛翔スワローズが激突し、5―0で北光が勝利し2大会連続3度目の栄冠をつかんだ。
苫小牧民報販売店協力会旗争奪東・西各地区大会(4月、市内)で好成績を挙げた北光(西1位)、北星有珠の沢ホークス(同2位)、飛翔(東1位)、沼ノ端ジェッツ・美園スラッガーズ合同(同2位)の4チームが挑んだ。
▽決勝
北光ファイターズ
302000―5
000000―0
飛翔スワローズ
(北)伊藤、南川晃―太田
(飛)山田、渋木、関澤―西田
🉁南川晃(北)佐藤(飛)
🉂太田(北)
▽1回戦
北星有珠の沢ホークス
00000―0
7000X―7
飛翔スワローズ
(五回コールド)
(北)長崎、鈴木大―山崎
(飛)渋木、佐藤―西田
ジェッツ・美園
00000―0
32010―6
北光ファイターズ
(五回時間切れ)
(ジ)酒井、高橋―中岡
(北)太田、前川、菅原―前川、菅原
―磨いた打力実を結ぶ
苫民販売店協力会西地区大会に続いて連覇を達成した北光。先発し5回無失点、打っては1安打1打点と活躍したエース伊藤尊(6年)は「絶対勝つ気持ちでプレーした」と胸を張った。
冬期間に磨いた打力が光った。一回、無死二塁で太田主将(6年)が左中間へ適時二塁打を放つと、後続も外野に力強い打球を飛ばし相手守備のミスを誘って3点を先行。三回には伊藤尊の適時打に加え、南川晃(同)がレフト線に痛烈な適時三塁打を放った。
昨年夏以降の各種新人大会ではバントや走塁など小技を生かした得点シーンが多かった。12月頃から市内の屋内練習場で打撃マシンを駆使するなど、徹底して打力向上に励んだことが実を結んだ。
本番はこれから。5月は苫小牧市長旗、全日本学童大会につながる予選会と重要な公式戦が続々控える。長谷川監督は「ここがゴールではない」とさらなる奮起を期待。伊藤は「みんなバッティングの調子がいい。自分は投手として四死球を出さないように、相手打線を打ち取っていきたい」と語った。