還暦、古希の軟式野球チーム苫小牧シニア倶楽部が2日、緑ケ丘トマロ=苫小牧市高丘=で2023年度の活動計画ミーティングを開いた。28人が出席。結成10年の節目を飾る好成績獲得や、楽しくけがのないシーズンを過ごすことを確認した。
苫シニア倶楽部は2013年8月に60~70代の野球好きが集まり、市内唯一の還暦チームとして活動開始。19年秋には古希カテゴリーを新設し、生涯野球に打ち込める環境を整備してきた。渡辺徹代表(74)は冒頭のあいさつで「野球を通じて素晴らしい仲間に出会えた」と振り返り、「選手家族や関係者の協力があって活動できている。改めて感謝したい」と語った。
今季は還暦の北海道選手権6連覇、道選抜大会3連覇が懸かる他、昨年初の8強入りを果たした全日本選手権で上位進出を目指す。古希は昨年の道選手権で初優勝。王座防衛はもちろん、今年9月に全日本大会(大阪)デビューが控える。
さらなる飛躍を見据え両カテゴリーの監督が交代した。還暦の金谷幸弘(61)は「まずは道内勢に、何度やっても苫小牧シニア倶楽部には勝てないと思われるようにしたい」と意気込む。還暦の前監督だった古希の渡辺臣章(69)は「練習試合を重ねながらチームづくりをしていきたい。改めてよろしくお願いします」と参加者に呼び掛けた。
【還暦】
▽第23回北海道選手権(6月10~12日、上川管内鷹栖町など)▽第18回北海道選抜大会道南予選(6~7月、苫小牧市など)▽第18回北海道選抜大会(9月9、10両日、千歳市など)▽第37回全日本選手権(10月13~17日、茨城県)
【古希】
▽第13回北海道選手権(6月21、22両日、札幌市など)▽北海道鷹栖大会(8月26、27両日、上川管内鷹栖町など)▽第31回全日本大会(9月3~7日、大阪府)