日本、米国下し王座奪還 大谷 最終回抑える 中継ぎ伊藤好投 WBC決勝

  • スポーツ, 野球
  • 2023年3月22日

 【マイアミ時事】野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日午前)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本代表「侍ジャパン」が前回覇者の米国と対戦して総力戦の末に3―2で勝ち、3大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 日本は二回に先発投手の今永(DeNA)がソロを浴びて先制されたが、その裏に村上(ヤクルト)のソロ本塁打で同点。さらに1死満塁からヌートバー(カージナルス)の一ゴロで1点を勝ち越し。四回には岡本和(巨人)がソロを放った。

 今永は2回1失点。続いて戸郷(巨人)、高橋宏(中日)、伊藤(日本ハム)、大勢(巨人)と継投。八回からダルビッシュ(パドレス)、九回に大谷(エンゼルス)が順に登板し、リードを守った。

 大谷は先頭に与四球も次打者を併殺打とした。最後の打者も三振に仕留め雄叫びを上げた。

 小刻みな継投の投手陣中、苫小牧駒沢大(現・北洋大)出身の伊藤は4人目で六回に登板した。切れのあるストレートとスライダーを駆使し、見事三人でピシャリと抑える好投をみせた。

 20日に同球場であった準決勝で日本はメキシコに6―5で逆転サヨナラ勝ちし、2009年の第2回以来となる決勝に進出した。

 1点を追う九回、無死一、二塁から村上(ヤクルト)が2点二塁打を放った。先発登板の佐々木朗(ロッテ)は四回に先制3ランを浴び、4回3失点で降板した。

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