野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、東京ドームで1次リーグB組が行われ、日本代表「侍ジャパン」が最終戦でオーストラリアを7―1で下して4戦全勝とし、同組1位で8強入りを決めた。16日の準々決勝(東京ドーム)でA組2位のイタリアと対戦する。
日本は一回、大谷(エンゼルス)のWBCで初の一発となる3ランで先制。二回にヌートバー(カージナルス)と近藤(ソフトバンク)の連打で2点、四、五回にも1点ずつ加えた。先発投手の山本(オリックス)は4回無失点。高橋奎(ヤクルト)、大勢(巨人)、湯浅(阪神)、高橋宏(中日)の継投で反撃を1点に抑えた。
B組の第1試合は韓国がチェコを7―3で下し、それぞれ1勝2敗となった。A組はキューバが台湾に7―1、イタリアはオランダに7―1で勝利。全5チームが2勝2敗で並び、失点率でキューバが1位、イタリアが2位となった。
11日は、日本がチェコに10―2で快勝した。
日本は1点を先制されたが、三回に吉田(レッドソックス)の2点二塁打で逆転し、山田(ヤクルト)の適時打で加点した。四回に大谷(エンゼルス)の二塁打などで4点。八回には大谷の代打、牧(DeNA)がソロを放った。投手陣は先発の佐々木朗(ロッテ)が四回途中1失点で勝利投手に。3番手の宮城(オリックス)も5回1失点と好投した。