苫小牧市内の閑静な住宅街で、ひときわ目立つ「たこ焼」「たい焼」ののぼり。扉を開けると軽快なテンポでたこ焼きを回す鈴木京子店長(65)が明るく出迎えてくれる。
6種類のたこ焼きを販売する同店のいち押しは、「ネギ塩」(10個入り600円)。ごま油風味の国産ネギとマヨネーズが載った一品で、「一度食べた人は、やみつきになって次回もネギ塩を頼む」と鈴木店長はアピールする。
生地は何も付けなくても、しっかり味がするように独自に調合。具材は紅ショウガやネギのほか、苫小牧市桜木町の「日本橋」のあげ玉、白老町虎杖浜の「マルカン本間水産」の真ダコの頭を使っている。
長年道内の百貨店で実演販売を行ってきたオーナーの隆雄さん(72)が、2017年1月に自宅敷地内にオープンした同店。焼きたて熱々を―と焼きだめをせずに、注文を受けてから焼くことにこだわっており、「事前に電話で予約するのがお勧め」と語る。
2月から祝いの席にぴったりな「金粉たこ焼き」(1000円)も新発売。金粉が載っており、輪島塗の箸が付く。このほか、十勝あん、クリームのたい焼き(各80円)も人気だ。
苫小牧市見山町1の2の2。営業時間は午前11時からで、生地がなくなり次第終了。不定休。電話0144(72)9883。