復興整備に役立てて 2社が企業版ふるさと納税  むかわ

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2023年2月22日
企業版ふるさと納税に対する感謝状を受けるフェイス技研の本田社長(右)

 岩見沢市の設計会社フェイス技研は20日、むかわ町が「復興拠点施設」として進める穂別博物館とその周辺エリアの整備に役立ててもらおうと、企業版ふるさと納税(金額は非公表)を町に行った。同社の本田忠社長が町役場を訪れ、竹中喜之町長に善意を届けた。

 同社は胆振東部地震が発生した2018年9月よりも前から町内での測量、設計業務に携わり、昨夏に大雨で町内に大きな被害が出た際も復旧事業などで関わった。本田社長は「私自身、旧鵡川町、旧穂別町時代の頃から大変お世話になっている。恩返しし、むかわ町には何とか頑張ってもらいたい」と寄付に至った経緯を話した。

 竹中町長は「災禍を受けた町として、いざという時の事前復興、緊急事態への備えを高めていきたい。自分たちの努力と皆さんの知見を重ねていきたい」と感謝状を贈呈した。

 また同日、ダイシン設計(札幌市)も同様の目的で同町に企業版ふるさと納税を寄付した。

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