28日告示、3月5日投開票の白老町長選に立候補する新人で町議の広地紀彰氏(49)は13日、町大町の後援会事務所で会見し、選挙公約を発表した。町民との対話を重視した健康福祉の充実、住環境整備など43項目を掲げ「高齢者が住み続け、若者から選ばれる町に」と決意を述べた。
健康や住環境などを「守る」政策と産業や地域の魅力などを「高める」政策を軸とした。
公約には、町立国保病院の医師確保や総合診療医を育成する専門機関との連携、バスや福祉タクシーなど公共交通機関で使える割引券予算の倍増などを掲げた。町内に3200軒あるとされる空き家の実態調査と移住定住促進、通信機器を活用した児童の学習環境向上、車両を使った防災避難訓練なども盛り込んだ。
広地氏は無所属での出馬を表明し、自民党を18日以降にも離党する考え。町議も同日以降に辞職する意向を示した。