大沼野営場の指定管理者 ダイナックスに決定  厚真

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  • 2023年2月11日

 厚真町鯉沼にある「大沼野営場」の指定管理者が、4月から自動車部品製造業ダイナックス(本社千歳市)になることが決まった。期間は10年間。10日に開かれた町議会臨時会で関連議案を審議し、可決した。

 同施設は1985年供用を開始。ここ数年のキャンプブームで、町外利用者が2018年度に355張だったのが20、21年度は3500張強と10倍以上に増えている。

 町によると、今回選定されたダイナックスの提案は、管理棟をリノベーションするほか、トイレと炊事場をそれぞれ2カ所に新設。自由に使用していたサイトを区分けし、事前予約や決済ができるスマートチェックインシステムの構築やグランピングサイトを新設するという。また、10月末までだった営業期間も通年に変更し、冬期間も利用できるようにする考え。

 町は公園施設の管理を外部に委託し、より有効かつ効果的に運営する「Park―PFI(公募設置管理制度)」を同町で初めて導入。公募設置管理兼指定管理者となる民間事業者を昨年10月下旬~12月下旬に公募していた。町産業経済課は「選考委員会による厳正な審査の結果、素晴らしい提案だったとのことで決定した」と説明している。

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