道広報コンクール・町村の部 「広報あつま」入選  厚真

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  • 2023年2月10日
道広報コンクールで入選した「広報あつま」

 厚真町の広報誌「広報あつま」が、第69回北海道広報コンクールの広報紙(誌)・町村の部で入選を果たした。町によると、2007年の第54回に映像の部で特選を獲得して以来となり、制作を担当するまちづくり推進課は、取材やレイアウトなど「みんなで作り上げたものが評価されてうれしい」と喜びを語る。

 同コンクールは、道内自治体の広報技術向上を目的に1952年から行われている。主催は道や道市長会、道町村会で構成する広報広聴技術研究会実行委員会。昨年、発行・発表された広報紙(誌)、広報写真、映像などを対象とし、65団体から136作品の応募があった。広報写真・一枚写真(市町村の部)など各部門でそれぞれ特選と入選の作品が選出された。

 広報紙・町村の部には35作品の応募があり、特選1作品、入選4作品の一つに広報あつまが名を連ねた。

 町が応募したのは、昨年の6月号(全26ページ)。町が2013年から進めている古民家移築再生事業について特集ページを組んでおり、事業を展開する背景や意義、町が整備したり、建設中の建物の紹介、昨年5月に行われた見学会の様子をまとめた。取材や記事の添削、レイアウトだけではなく、古民家再生事業の担当者も含む「関わった人たちの知恵や力がチームプレーのように絡み合って中身ができた」(町広報担当者)。

 講評では「厚真町の理念がよく伝わった」という声をはじめ、「シックな色合いのイラスト、情感のある書体の選択も素晴らしい」「丁寧な取材と写真の魅力で充分に伝える力を持っている」「編集者の力量を感じさせる」と広報誌そのものに対する評価が得られた。また昨年5月号から全ページカラーで紹介している点も注目され、「数少ない成功例」との意見が寄せられた。

 町では今後も行政の施策を伝えつつ、町民の生き生きとした場面をとらえた「町民の記憶に残る」広報誌作成に努めていく。同課の広報担当者は「掲載された一こまがきっかけとなり、何かあった時に開いてみようと思うような身近なものになれば」と思いを語る。

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