安平町のはやきた子ども園(同町早来大町)は3日夜、手作りアイスキャンドルを点灯させるイベントを行った。氷のろうそく1000個ほどを使って園庭に通路を作ったほか、星や円、三角などにかたどって並べ、園児、保護者ら訪れた人たちの心をほっこりと温めた。
同園の園児約180人と職員に地元小学生らが協力し、1月末からバケツやコンテナを使って氷のキャンドルや壁を作った。ピラミッドの雪像やかまくらも設置した。
午後5時すぎからろうそくの火をともすと、幻想的な光景が創出され、「すごい」「きれい」と喜ぶ園児や保護者、地域住民らでにぎわった。氷の壁など会場づくりに携わった早来小学校1年の齊藤照紗さん(6)は「きれいに光っていてすごかった」と笑顔で話した。
福田剛園長は「会場のデザインは、毎年子どもたちが工夫を凝らして考えてくれている。お父さん、お母さんに自分で作ったことを伝え、保護者はコロナ禍が続く中でのわが子との一つの思い出になれば」と目を細めていた。