白老町大町の地域食堂「グランマ」は、毎週木、土曜にランチバイキングを提供している。遠方からの観光客にさまざまな種類の料理を味わってもらうとともに、スタッフと客が交流する時間を増やすのが目的。店主の林啓介さん(41)は「たくさんの料理と対話を楽しんで」と話している。
ランチバイキングは19日にスタート。午前11時半から午後2時までの間に、1時間利用できる。「おいしい、たのしい、ヘルシー」(林さん)をモットーに、スタッフが手作りした料理を10品以上用意する。メニューは毎回変える考えで、26日は薬膳マサラカレーや山椒(さんしょう)ミートボール、パスタ、昆布のつくだ煮、筑前煮、ナスのみそあえ、メープルヨーグルトなど計15品目を並べた。
客はランチバイキングを注文し、トレーに盛り付けて席に着くと、スタッフがお茶とみそ汁を運んでくれる流れ。15人のスタッフのうち、バイキング時は6人ほどがサービスに応じる。
通常は注文を受けてから料理を作って提供しているが、スタッフとの交流を楽しみに来店する客や、いろんな料理を食べたいと希望する客に対応するため、バイキング形式を取り入れた。林さんは「店内の空間ごと、おいしく楽しんでもらえたらうれしい」と来店を呼び掛けている。
大人1400円、小学生以下900円、3歳以下は無料。