むかわ町と姉妹都市提携を結んでいる富山県砺波市の交流使節団が26日、花の祭典「となみチューリップフェア」(4月22日~5月5日、砺波チューリップ公園)のPRで同町を訪れた。使節団としては3年ぶりの来町となり、町民に色とりどりのチューリップをプレゼントするなどしてイベントを紹介した。
同フェアの今年のテーマは「チューリップが奏でる 色彩のシンフォニー(交響曲)」。会場には300品種300万本のチューリップが咲き誇り、チューリップタワーやスカイウォークから楽しめる大花壇の地上絵や、高さ4メートルの花の回廊などを用意し、来場者を迎える。
この日、むかわ町を訪れたのは11人。町産業会館で行われた歓迎懇談会で、成田忠則副町長は「10年に1度の最強寒波で交通に大きな影響が出ており、(予定通りに来道できるか)心配していたが、皆さんのお顔を見ることができてうれしい限り。町内の団体にお声掛けし、参加できることを楽しみにしている」と迎えた。
斉藤一夫副市長は「昨年の来場者数は例年に戻りつつあるところまで来た。今年は目標の30万人になることを期待している」と述べ、プリンセスチューリップの大塚由香子さん(19)は「子どもから大人まで存分に楽しめます」と来場を呼び掛けた。
懇談会後は道の駅「四季の館」に移動し、赤や淡いピンクなど色とりどりのチューリップの切り花50本を町民ら一人ひとりにプレゼントするなどしてイベントをアピールした。
両自治体の姉妹都市提携は1995年に旧鵡川町と旧庄川町が結んだのが始まり。その後、合併したむかわ町と砺波市が2007年に再提携し現在も交流が続いている。