安平町商品開発セミナーが4日、町追分中央のぬくもりセンターで始まった。町内で地元特産品などを取り扱う事業関係者13人が参加し、商品開発を進める上で重要なポイントなどを専門家から学んでいる。
町は、これまで地場産品を素材にした商品の開発や道の駅での販売を支援する補助金制度を実施してきたが、商品開発自体のサポート体制を手厚くしていこうとセミナーを企画した。
チラシや買い物情報サービスなどを展開する「ロコガイド」(本社東京)の片桐優取締役を講師に迎え、専門的な助言を全6回にわたって受ける。
初回のオリエンテーションで片桐取締役は、商品開発をするに当たり、中身を重視しがちだが、パッケージも重要なことを強調。「お客に何を期待させるのかを伝えることが重要。良いパッケージはターゲットが理解できるものになっている」と話した。
また、大手メーカーの事例から「お客が受ける印象、意思決定は、表現、提示の仕方などで変わる。同じことを違うように見せるなど、ちょっとした文言や売り場の配置を変えるだけで、商品価値を変えることができる」と説いた。
同セミナーは来年3月まで、段階を追って進められる。