安平町を拠点に活動している追分ひまわりコーラスのコンサートが1日、追分公民館で3年ぶりに開かれた。美しい歌声を響かせ、来場者を楽しませた。
1970年に設立された同コーラスのコンサートは、町生涯学習フェスティバル事業の一環で開催してきたが、昨年、一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止した。
会場でメンバーは、鉄道のまち・追分を象徴する「二つの汽車のうた」を皮切りに、中島みゆきさん作詞・作曲の「時代」、スコットランド民謡の「広い河の岸辺」など懐かしい曲を披露した。
合唱指導に当たる佐藤一恵さんのソプラノ独唱、地元出身のアルパ(ハープ)奏者・丸子千尋さんの独奏、ピアニスト山本由美子さんの演奏もあり、会場からアンコールが起きた。
谷口和子会長は「コロナ禍でもうコンサートは無理ではと思っていたが、佐藤先生の励ましと会員の強い思いで開くことができた」と話した。
コンサートの開催は、会員の減少や高齢化により今回で最後。しかし、練習は今後も続け、「町の行事や地域イベントには参加していきたい」と言う。