まちの未来考える 高校生と意見を交換 白老町議会

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  • 2022年10月1日

 白老町議会は9月28、29両日、町内2高校の生徒を対象に議会懇談会を開いた。28日は議会議事堂で北海道栄高校の生徒9人、29日は白老東高校で同校の生徒10人が「白老の未来を考える」のテーマで町議会議員と意見交換をした。

 懇談会は2008年に町民対象に初開催し、改選期などを除いて毎年実施してきた。

 19年からは3年間にわたり、コロナ禍などで開催を見送ったため、今回は町議会の現構成として改選後初めてとなる。従来の町民向け開催は断念し、2高校の快諾を得て高校生との懇談とした。町議は2班編成で計13人が対応した。

 白老東高では生徒会執行役員10人が3班に分かれて懇談した。小川政博校長はあいさつで「議員の皆さんと直接話し合う機会は貴重。勇気を持って自分の思いを伝えて」とエール。生徒たちは、地域循環バス「元気号」を通学で活用するため「本数や時刻の調整を」と訴えたり、社会課題に目を向けて「まちなかの男子トイレにもベビー室を」と求めたりした。

 懇談を終え、西田祐子議員は「白老の町の将来について自分なりの言葉で率直な意見を頂けた」と述べた。3年生の林元氣さん(18)は「自分の意見を伝えられてうれしかった。今後もこのような機会をもらえると、後輩たちのためになる」と話していた。

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