白老町発祥の軽スポーツ「ゲーリング」の第25回大会が27日、町コミュニティーセンターで開かれた。町内から8チーム24人が出場し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
白老町教育委員会主催。コロナ禍で2020、21年は中止しており、3年ぶり。
ゲーリングは、ゲートボール、カーリング、パークゴルフの要素を合体させた競技。全長7メートル、幅1メートルのコートの中心にある得点円を狙い、パークゴルフ用のクラブでゲートボールの球を打つ。得点円の中は0~30点に区分けされ、1試合につき5セット、1チーム3人の合計点数を競う。
大会は、総当たり戦の予選リーグとトーナメントの決勝戦で優勝と順位を争った。競技委員長で旧町スポ・レク推進連合会会長の中文一さんは「待ちに待った大会。皆さん、心ゆくまで楽しんで」と話した。84歳の夫、90歳の友人と3人で参加した大町の佐藤紀子さん(82)は「久しぶりの競技で張り切っている。きょうは目いっぱい楽しみます」と笑顔をほころばせた。
第1回大会は1996年に開かれ、四半世紀以上の歴史がある。かつては町スポ・レク推進連合会が主催し、苫小牧市や旧早来町(現安平町)、伊達市などからも参加していた。現在は町教委が大会を継承している。