まちの文化資源を活用した着地型観光バスツアー「白老町の2大アートイベントをプロジェクトスタッフとじっくり巡る! 白老の味覚と文化芸術ツアー」が24日、白老町内で行われた。町外から参加した17人は、町内各地で展開している芸術祭実行委員会のメンバーらの案内で作品を鑑賞し、芸術の秋を満喫した。
白老文化観光推進実行委員会(熊谷威二会長)と北海道中央バス傘下の旅行会社、シィービーツアーズ(札幌市)合同の初企画。
参加者は、札幌市内のバスターミナルの発着で同実行委が主催する芸術祭「ルーツ&アーツしらおい2022」とウイマム文化芸術プロジェクト実行委員会(星貢委員長)主催の「歩いて巡る屋外写真展 虎杖浜・アヨロ/社台」の展示作品などを見学。そのほか、飲食店じゃのめ(社台)で海鮮丼ランチに舌鼓を打ったり、スーパーくまがい(本町)で買い物を堪能するなどした。
夫婦で参加した札幌市の70代女性は「屋外写真展は廃屋が華やいで見えた。若者とお年寄りが手を取り合って催しを開いている姿にも感激した」と話していた。
企画には両実行委や町内で観光商品開発を手掛けるBLUE SALMON(ブルーサーモン)、町地域おこし協力隊、地元事業者らも協力した。ブルーサーモンの貮又聖規代表は「町の文化や暮らしを深掘りして伝えていけるようなツアーにしていけたら」と話し、来年度以降の継続に意欲を見せた。