独りで悩まずに 啓発ロビー展 アルツハイマー月間  白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年9月14日

 9月の世界アルツハイマー月間に当たり、白老町認知症の人と家族などの会(平野弘会長)は、町総合保健福祉センターいきいき4・6で啓発ロビー展を開いている。世界アルツハイマーデーの21日は、町内で街頭PRも予定している。展示は30日まで。

 テーマは「忘れても あなたはあなたの ままでいい」。町内のグループホーム4施設の入所者のプリント写真を掲示した「えがおの花咲く写真展in白老」のほか、京都市の認知症の人と家族の会から提供された啓発パネル約10枚とリーフレットを並べている。また、町立図書館では30日まで、認知症関連図書の展示と貸し出しを行っている。

 21日は午後3時半ごろから、コープさっぽろパセオ白老店前で家族会の会員らが街頭啓発。リーフレットなどを配布し、買い物客らに認知症への理解を深めてもらう。リーフレットがなくなり次第終了する。

 同会は「認知症になっても明るく生きている人がいる。当事者の方も家族も独りで悩まず、気軽に相談を」と呼び掛けている。

 世界アルツハイマーデーは、1994年9月21日に英国スコットランドのエジンバラで国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され、世界アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)が会議初日を記念して定めた。2012年以降、9月を同月間とし、認知症に関するさまざまな取り組みが展開されている。

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