ヨコスト海岸を清掃 白老東高生 ごみ30キロ拾い集める

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年9月10日

 白老東高校(小川政博校長)の1年生42人は9日、白老町東部のヨコスト海岸でごみ拾いを行った。地学協働による「地域コミュニティの探究」授業の一環。5月にも同校周辺でごみ拾いを行っており、本年度の清掃活動は2回目。3日に行われた町環境町民会議の清掃に試験のため参加できなかったことから、この日に実施した。

 生徒らは、町職員から受け取ったボランティア用ごみ袋を手に、プラスチックごみや飲料の瓶類を中心に約1時間かけて収集。可燃ごみ20キロ、不燃ごみ10キロを集めた。

 参加した同町出身の舟越菜々子さん(15)は「ヨコスト湿原は白老の観光資源でもある。ごみ拾いを通してまちを盛り上げる助けになりたい」と話していた。同会議の関係者は高校生の活動を見守りながら「貴重な動植物が集まる湿原の大切さを知り、一帯の保全にも関わってもらえたら」と話していた。

 清掃活動中には「LEIKO」と印字されたプラスチック製の注射器が3本見つかった。いずれも針はなく、参加者にけがはなかった。注射器は高校生が発見したが触れることはなく、同会議の役員が注意深く収集し、町が回収したという。

 ここ最近は、町内外の海岸でロシアから漂着したとみられる注射器が相次いで見つかっていることから、町生活環境課は「もし見つけても触らず、すぐに町に連絡を」と呼び掛けた。

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